Eメールタイプやカードタイプなど、さまざまなタイプがあるAmazonギフト券。換金性が高く買取業者も多いですが、タイプによって異なる事情があり、すべてのタイプを同じように買取してもらえるわけではありません。
今回は、チャージタイプの買取事情を徹底調査してみました。
目次
Amazonギフト券チャージタイプは基本的に買取不可
そもそも、チャージタイプのAmazonギフト券は買取できるのでしょうか?
チャージタイプは自分で使うことを前提としたタイプなので、購入すると自動的にアカウントに登録されます。一度登録されたギフト券は、登録を取り消すことも他のアカウントに移すこともできません。誰かに譲りたいと思っても譲りようがないのです。
ですから、Amazonギフト券チャージタイプは基本的に買取不可です。
他のタイプでも、アカウントに登録済みのものは同様です。
買取不可のAmazonギフト券チャージタイプを換金する方法
Amazonギフト券チャージタイプは、基本的に買取不可ということが分かりました。では、Amazonでの買い物に使うしかないのでしょうか?
なんとか換金する方法はないのでしょうか?
裏ワザ的な方法を3つご紹介します。
家族や友人の欲しい物を買って代金をもらう
家族や友人の欲しい物をAmazonギフト券で買い、代金をもらうことで換金できます。
換金率は交渉しだいですが、95~98%ぐらいにすれば、欲しい物が安く買えたと喜んでもらえるでしょうし、業者に買取してもらうより高い換金率なので、お互いにメリットがあるのではないでしょうか。
また、場合によっては100%を超える換金率も可能かもしれません。
貸し借りを作りたくなければ、100%にしておくのが無難でしょう。
最も簡単で安全な方法ですが、頼める相手がいないと使えない方法です。
換金性の高い商品を買って業者に売る
換金性の高い商品をAmazonギフト券で買って、買取業者に売れば換金できます。
Amazonギフト券で買える換金性の高い商品は、
・電子ギフト券
・ブランド品
・ゲーム機
・家電
など、様々な物があります。
自分で高く売れそうな商品を選んで買取業者に売ってもいいですが、商品選びに失敗すると、換金率が著しく下がってしまうかもしれません。
何を選んだらいいか分からないなら、この方法によるチャージタイプの買取に対応している業者を利用するといいでしょう。
Amazonギフト券チャージタイプの買取に潜むリスク
Amazonギフト券チャージタイプは、本来換金できるものではありません。それを裏ワザ的な方法で換金するのですから、当然リスクもあります。
最も危険なのは、アカウントの買取です。どんなリスクが潜んでいるのでしょうか?
クレジットカード不正利用のリスク
登録してあるクレジットカードを不正利用されるリスクがあります。
カード情報を削除しておけば問題ありませんが、削除し忘れて登録したまま他人の手に渡ってしまうと、Amazonでの買い物に勝手に使われてしまう恐れがあるのです。
カード番号は末尾の4桁しか見ることができないので、Amazon以外で不正利用されることまではないかもしれませんが、Amazonでは使いたい放題です。
こうなると、カードを再発行してもらってカード番号を変更しなければいけなくなるでしょう。
個人情報漏えいのリスク
クレジットカード情報は削除することができますが、どうしても削除できないのが注文履歴です。削除できないと何が問題なのかというと、「注文の詳細」を見ると、「お届け先住所」が表示されてしまうのです。
知人の住所に商品を送った場合は、知人の名前と住所が表示されてしまいます。
また、Amazonギフト券Eメールタイプを購入したことがある場合は、送信先のメールアドレスも表示されてしまいます。
自分以外の人の情報まで漏れてしまうリスクがあるということです。
注文履歴を非表示にすることはできますが、データが完全に消えるわけではなく、簡単に再表示できます。
非表示にした注文を表示するには、注文履歴の「過去6カ月間」をクリックし、プルダウンメニューから「非表示にした注文」を選んでクリックします。
非表示にした注文の詳細もしっかり表示されてしまいます。
注文履歴を完全に削除することができないので、Amazonで一度でも買い物をしたことがある場合、このリスクを避けることができません。
パスワード漏えいのリスク
アカウントを買取してもらうためには、ログインパスワードを教えなければいけません。
もし他のサイトでも同じパスワードや似たようなパスワードを使っていたら、不正ログインされてしまう恐れがあり危険です。
まったく同じパスワードではなくても、似たようなパスワードだと、推測されてしまう可能性もあります。1つのサイトのパスワードを知られることで、連鎖的に他のサイトのパスワードも漏えいしてしまうことがあるのです。
パスワードを知られ不正ログインされると、
・身に覚えがない請求
・SNS乗っ取り→詐欺の加害者にされる
・ポイントが勝手に使われる
などの大きな被害を受けることになりかねません。
Amazonを利用できなくなるリスク
Amazonアカウントを買取に出すと、今後Amazonを利用できなくなるかもしれません。
買取業者に渡したアカウントは当然利用できなくなりますから、またAmazonを利用するには、新しいアカウントを作る必要があります。
しかし、アカウントを作っても停止されてしまうかもしれないのです。
アカウントを買い取った業者が、Amazonの規約違反などをすると、アカウントが停止されることがあります。すると、新規に作成したアカウントも、違反をしたアカウントと関連していると判断され、停止されてしまうのです。
今後もAmazonを利用したいなら、アカウントを買取に出すのはやめたほうがいいでしょう。
詐欺業者にも注意
Amazonアカウントの買取は最もリスクが高い方法ですが、他の方法にもリスクがないわけではありません。
iTunesカードなどを買い取ってもらう場合は、代金が振り込まれないなどの詐欺に遭うリスクもあります。少しでも高く買い取ってもらいたいからと、買取率だけ見て業者を選ぶのは危険です。高い買取率で利用者を釣る詐欺業者に引っかからないよう気を付けましょう。
Amazonギフト券チャージタイプの買取事情を徹底調査!まとめ
Amazonギフト券チャージタイプの買取方法やリスクをご理解いただけたでしょうか?
それぞれの方法にかかる手間やリスク、換金率、換金スピードなどを総合すると、
ベストな方法は、「家族や友人の欲しいものを買って代金をもらう」
それができない場合は、「iTunesカードを購入して買取業者に売る」
避けるべき方法は、「アカウントごと買い取ってもらう」
ではないかと思います。
ゲームなどの買取相場に詳しく、高額で売れる物を見極める自信があるなら、それで換金するのもいいでしょう。
以上、Amazonギフト券チャージタイプの買取事情を徹底調査した結果をお伝えしました!