「Amazonギフト券がロックされました」こんなメッセージにみたら要注意。最悪、あなたのAmazonアカウントが利用停止になってしまう可能性があります。
このページでは、Amazonのギフト券がロックされる原因と解除方法、今後同じようなトラブルに巻き込まれないための対処法などを紹介します。
目次
Amazonギフト券がロックされる原因とは?
Amazonギフト券がロックされるのは、“不正に取得したAmazonギフト券の可能性がある”とAmazonが判断している場合です。例えば、詐欺で騙し取ったAmazonギフト券などの可能性があるとき、ロックの対象になります。
「えっ!自分は詐欺なんかしてない!」「ちゃんと自分でお金を支払って買ったよ!」と思った人もいると思います。しかし、もしかしたら、あなたが知らず知らずのうちに、不正なAmazonギフト券を購入してしまった可能性があるんです。
そもそも、不正取得されたAmazonギフト券とは?
近年、振り込め詐欺などに代わる詐欺の手法として、Amazonギフト券を利用する方法が横行しています。たとえば、アダルトサイトなどの架空請求で、銀行振り込みや現金の直接受け渡しではなく、Amazonギフト券を使って支払いをさせるというものです。
詐欺の流れは以下のようなになります。
1.詐欺業者は架空請求の支払いを要請するメールなどを送りつけます。
2.詐欺業者はコンビニなどでAmazonギフト券を購入させます。
3.そして、購入したAmazonギフト券番号をメールや電話で教えるように要求します。
4.詐欺業者は受け取ったAmazonギフト券(番号)を転売業者に売却し利益を得ます。
5.転売業者は詐欺で購入されたAmazonギフト券(番号)を(不正なものと知っているかどうかは不明ですが)そのまま一般消費者に販売します。
この方法は、騙し取った現金を受取る人が不要な上に、銀行口座すら必要ありません。詐欺業者にとっては、手軽ですし、足がつきにくいため、一気に新しい詐欺手法として広がりました。
このような詐欺で利用されたAmazonギフト券を不正取得されたAmazonギフト券として、Amazonが「利用凍結=ロック」するのは当然です。詐欺で利用された銀行口座を銀行が凍結するのと同じですよね。
ですので、あなたが持っているAmazonギフト券が上記「5」の「転売業者が一般消費者に販売したAmazonギフト券」だった場合、あなた自身はきちんとお金も支払い、誰も騙していなくても、それは不正取得されたモノとしてロックの対象になってしまう、というわけです。
Amazonギフト券のロックを解除するには?
では、そんなAmazonギフト券のロックを解除するにはどうすればいいのか?というと、Amazonのカスタマーセンターに問い合わせてロックの解除を依頼するしかありません。この時、ロック対象となっているAmazonギフト券は不正取得されたものではないと証明する必要があります。
例えば、コンビニで購入したAmazonギフト券であれば、「該当のAmazonギフト券の写真(ギフト番号も写す)」「購入時のレシート」「購入した店舗」「購入した日時」などの提出が求めらることが多いようです。状況によって、不正取得ではないと証明するために必要なモノは違うようで、Amazonのカスタマーセンターの指示に従うしかありません。
いずれの場合でも、「誰が」「いつ」「どこで」購入したのかという3点は確認されると思って、カスタマーセンターにロックの解除依頼をする前に準備しておいたほうが良いですね。
自分で購入したAmazonギフト券ではない場合、例えば、友人からプレゼントで貰ったAmazonギフト券であれば、友人にレシートなどの用意をお願いする必要があります。場合によっては、購入者の友人がAmazonのカスタマーセンターに直接連絡を入れるように求められることもあるようです。
Amazonカスタマーセンターへの連絡手順は?
Amazonカスタマーセンターへの連絡は、Eメール・電話などで行なえます。Amazonのアカウントにログインした状態で、ヘルプからお問い合わせへ進みましょう。
お問い合わせ種類は「その他」、お問い合わせ内容は「Amazonギフト券」を選ぶとスムーズに問い合わせができます。
Amazonギフト券は必ずロック解除されるの?
あなたのAmazonギフト券が不正取得したものではないと証明されれば、ロックは解除されるはずです。だいたい1週間以内には解除されることが多いみたいですね。
逆に、あなたのAmazonギフト券が不正取得されたものと判明したら、ロックは解除されない可能性が高いです。つまり、そのAmazonギフト券は利用できないままです。自分が詐欺に加担したわけでもないのに残念ですが、諦めるしかありません。
ロックが解除されない可能性があっても、カスタマーセンターに連絡
「どうせロック解除されない可能性があるなら、ほうっておくか」と、放置するのはおすすめしません。必ずカスタマーセンターに連絡をしましょう。ギフト券の額面金額が大きくないときには、特に面倒に感じるかもしれませんが・・・。
というのは、そのまま放置しておくと、不正取得のAmazonギフト券を利用しようとしたために、あなたのアカウント自体が疑われてしまい、最悪の場合にはAmazonのアカウントの利用停止になる可能性があるからです。
Amazonギフト券のトラブル回避のために
このようなトラブルに巻き込まれないためには、Amazonギフト券を買うときは、不正なものを取り扱っていない安全なところで買うことです。
一番安全な購入場所は、当然ながらAmazonの公式サイトです。コンビニのAmazonギフト券も大丈夫です。ただし、万一のために購入時のレシートを捨てないようにしましょう。
問題なのは、Amazonギフト券を割引で販売している転売サイトです。転売サイトの多くは、額面価格の5~10%引きで購入することができます。これは購入する立場としては、とても魅力的ですよね。
でも、Amazonの公式見解から判断するなら、転売サイトから購入するのはおすすめできません。AmazonはAmazonギフト券を転売することを規約で禁止しています。また、転売サイトからの購入することも控えるように、注意を促しています。
それでも転売サイトを利用したいなら
どうしても安く購入したい人は、転売サイトを利用するのもアリですが、「ロックされる可能性がある」「Amazonアカウントを停止される可能性もある」「ギフト券の返金は一切してもらえない」というリスクを覚悟してください。
「AQ」「WA」で始まるAmazonギフト券は特に注意!
また、リスクを覚悟して転売サイトで購入する場合でも、先頭のコード番号が「AQ」「WA」で始まるAmazonギフト券の購入は避けましょう。というのは、この2種類の頭文字で始まるものは、コンビニで購入できるタイプなので、詐欺で使われている可能性がより高いからです。
Amazonギフト券は先頭のコード番号で、販売場所やタイプなどが識別できるようになっています。
「AQ」から始まるAmazonギフト券は、コンビニで販売されている「カードタイプ」で、「WA」から始まるAmazonギフト券は、同じくコンビニで販売されている「シートタイプ」です。
ちなみに、Amazonギフト券の買取業者でも、この2種類のAmazonギフト券の買い取りはしていないところも多く、それだけリスクが高いと認識されています。
まとめ
いかがでしたか?「ギフト券がロックされました」というエラーが表示されたときは、放置しないで冷静に対処してくださいね。とにかく、カスタマーセンターに連絡をすることが大事です。
トラブル回避のためには、転売サイトではなく、Amazon公式サイトやコンビニで購入しましょう。またコンビニでAmazonギフト券を購入するときは、レシートを忘れずに持ち帰るように気をつけてくださいね。