Amazonの置き配は注文した商品を家の前の指定の場所に置いておいてくれるサービスです。
今回はそんなAmazonの置き配を利用する為の条件や設定方法などをご紹介します。
また、便利なサービスでありながら盗難や配達員とのトラブルの事例なども挙がっていますので併せてご紹介したいと思います。
目次
Amazonの置き配とはどんなサービス?
Amazonの置き配とは正確には「置き配指定サービス」という名称で、Amazon.co.jpにおける配送オプションの1つです。
アマゾンが指定した配送業者の商品にのみ設定可能で、それ以外のヤマト運輸や佐川などの場合は適用されません。
荷物の配達の際に訪問はせず、注文者が指定した場所に置いておくというスタイルの配達方法です。
配達完了時にはお客様のメールアドレスに発送通知メールが送られます。実際に商品を置いた状態の写真が添付されて送られてきますので、実際に目で見て確かめられるというのも安心な点です。
配達効率の良さから、近年ではアマゾン以外の事業者なども置き配によるサービスを開始するなどして追従しています。
置き配の場所として指定できるのは発送先住所の玄関前を始めとして、他にも以下のような場所が指定できます。
- 宅配ボックス
- ガスメーター
- 自転車のカゴ
- 車庫
- 建物内受付
などが指定可能となっています。
一度指定した置き場所は引き継がれますので、前回の注文を「ガスメーター」に設定した場合、次回の注文時には何も設定しなくても「ガスメーター」への置き配が行われます。
もちろん注文ごとに置き場所の変更・設定が可能です。
対象エリアでは置き配が初期設定されている
2020年の3月23日より、対象エリアの30都道府県において配送オプションであった(玄関への)置き配をデフォルトの設定として提供開始しました。
以降、その旨を知らない利用者から「アマゾンで注文した商品が玄関に置き去りにされた!」というコメントがネット上で相次ぐこととなりました。
通常の「配達員による手渡しのお届け」を希望する場合は後述する「置き配を設定しない方法」にてその都度設定が必要となります。
置き配を設定しない方法
置き配の設定は、商品購入手続きの最終工程「注文内容を確認・変更する」のページから行います。
「お届け先住所」の箇所にある「配送指示(置き配含む)」を選択します。
「置き配指定(解除もこちらから)」から「ほかのオプションを表示」を選択する。
「置き配を利用しない」の項目にチェックを入れて「保存」をクリックする。
以上で解除が可能となります。
後は「注文を確定する」から商品を購入すればOKです。
※次回また商品を購入する際には同じ要領で解除する必要があります。置き配を利用したくない方にとっては面倒ですが、現状通常の配達をデフォルトに設定することはできません。
受取スポット利用で置き配を回避
もう1つの方法として、配送先を「受取スポット」に指定する事も有効です。
受取スポットは「Amazon Hub ロッカー」「Amazon Hub カウンター」「コンビニ」などへ商品を発送し、それぞれの場所で受け取ることができます。
Amazon Hub ロッカーやコンビニに届いた商品は24時間いつでも好きな時間に受け取ることが可能ですし、安全に保管されますので置き配におけるデメリットが解消されるという利点があります。
~受取スポットの利用方法~
1.「注文内容を確認・変更する」まで購入手続きを進める
2.「受取スポットにもお届けできます ◎ か所が近くにあります。」から「受取スポットを選択」を選択
3.指定可能な受取スポットの一覧が表示されますので、お好きな場所の「ここに届ける」を選択
4.配送オプションなどを選択し「次に進む」を選択。
5.お支払い方法を選択して「続行」を選択。
6.「注文を確定する」にて購入を完了する
指定した受取スポットに荷物が届いたらアマゾンアカウントに登録しているEメールアドレスに通知メールが届きますので、指定の場所へ行き指定の方法で荷物を受け取ります。
置き配のメリット
置き配を利用する事で一体どのようなメリットがあるのでしょうか?
荷物を受取る人はもちろん、配送する側にも多くのメリットをもたらします。
非対面での荷物受取が可能
配達員さんから荷物を直接受けとったり、印鑑やサインをする必要がない置き配は完全なる「非対面式」の配送方法です。
一切の接触がないという事により、感染予防などの面でのメリットがあります。
また、一人暮らしの女性などにおいてはプライバシーの保護や安全の確保ができるという点も考えられるでしょう。
再配達の煩わしさを解消
配達時に受取人が在宅・不在にかかわらず荷物は指定した場所に置かれ、配達完了となります。
これにより再配達というものが無くなります。
◯日に荷物が届く予定だが、その日は夜まで外出しているので受け取れない・・・という場合でも大丈夫。
配達員の負担軽減
再配達の煩わしさは受取人だけでなく配達員のドライバーにも影響しています。
配達は予め決められたルートに沿ってエリア毎にまとめて行われますが、再配達が多発する事でまた同じ手間が発生します。
たった1件の再配達の為にアチコチ移動しなければいけないとなると、その労力は容易に想像がつきます。
これにより単純に全体的な配達の効率が悪くなり、お届けするスピードも遅くなってしまうのです。
地球環境への貢献
再配達が無くなれば余計な移動が無くなります。
よって、配送による車の排気ガスの量も減少する事となりますので結果的にエコになります。
無駄をできるだけ排除して地球環境保全に取り組むのは企業にとっての責務でもありますので、置き配はそれに一役買っているという訳です。
置き配のデメリット
非常の多くの利便性や効率性がある置き配ですが、その反面どうしても避けられないデメリットというのも存在します。
そのデメリットも考慮した上で配送オプションを考えていく必要がありそうです。
盗難の可能性
まず第一に挙げられるのは、置き配された状態の荷物を盗難されてしまうというリスクです。
戸建ての場合はまだしも、アパートやマンションなどの集合住宅の場合は玄関と廊下が地続きになっていますし、オートロックでもない限り誰もが玄関前までは侵入できてしまいます。
ただ、基本的に置き配における盗難の被害に関してはアマゾン側が保証してくれます。
アマゾンカスタマーに問い合わせの上、商品の再送または返金が行われます。
まずは商品の再送という形での対応が行われ、在庫がない等の場合に返金が行われるという事になっています。
雨濡れの可能性
雨の日においては玄関前や自転車のカゴに荷物を置かれてしまっては濡れてしまう恐れがあります。
箱の中の商品さえ無事なら問題ないと考える人もいるかもしれませんが、実際にどのような形で商品が梱包されて届くかは推し量る事はできません。
濡れたダンボールを部屋へ入れるのも決して気持ちいいものではないので雨の日は特に注意が必要です。
配達トラブル
サービス自体が始まったばかりというのも手伝って、置き配の配達に関するトラブルも枚挙にいとまがない。
- ダンボールがボロボロの状態だった
- 中身が破損していた(荷物を放り投げて配達した可能性)
- 玄関ドアの正面に荷物を置かれて家の中からドアが開けられなかった
などなど…これらのトラブルは対面式の配達であればまず起こり得ない事です。
置き配ボックスでトラブル防止
日頃からアマゾンでのお買い物をする方は、専用の「置き配ボックス」を設置する事で盗難や雨濡れなどのリスクから荷物を守るのがオススメです。
様々なメーカーから専用の宅配ボックスが販売されていますので、それぞれの機能ごとに選びましょう。
ナイロン製の宅配ボックスで、ジッパー部分にも水濡れ対策が施されているので安心です。
48x38x34cmのサイズは60Lの大容量であらゆるダンボールに対応。
南京錠、盗難防止ワイヤーなども付属していますし、フタの上に配達員さんに向けての宅配ボックスの扱い方が記載されているという親切さも◎
戸建てに住んでいる方であればこのような頑丈な宅配ボックスを設置するという方法も。
あらゆるトラブルから大切な荷物を確実に守る事ができる頑丈設計で屋外設置に完全対応。
MAXで350×406×H500もの荷物を一度に受けることができるので荷物のやり取りが多い仕事をされている方にもバッチリです。
Amazonの置き配のまとめ
Amazonの置き配は対面すること無く荷物の配達をしてくれるので非常に便利なサービスです。
その反面、ならではの配送トラブルが頻発しているのも事実としてあります。
置き配を利用する際にはそのメリットとデメリットを考慮した上で判断しましょう。
また、初期段階では玄関への置き配がデフォルト設定となっているので利用しない方は注文を確定する前に解除をしましょう。