Amazonギフト券の買取サイトの殆どは真っ当ですが、中には「悪徳業者」と呼ばれるものも存在します。
悪徳業者は簡単には見分けることが難しく、特に初心者ともなると被害のリスクが高まります。
Amazonギフト券買取サイトを運営する側として、このような被害を無くしていくために悪徳業者の見分け方や注意点などを啓蒙していこうと思います。
目次
Amazonギフト券の買取サイトの悪徳業者の手口
一昔までは現金化の際には商品券を購入して換金…という方法もありましたが、現在ではamazonギフト券を購入して換金するというのが安全面・換金性ともに高く評判です。
そんなamazonギフト券の買取サイトには悪徳業者も存在します。
運悪く悪徳業者を利用してしまった方々が受けた被害の実例などを見ていきましょう。
換金率が低い
「ホームページに掲載されている高い換金率に惹かれて申込みをしたのに、実際に振り込まれた金額は低かった」という被害は悪徳業者を利用した方の実体験・口コミとして最も多いです。
初めから低い換金率とわかっていたら申し込んでないでしょうから、利用者はやり場のない後悔の念がこみ上げてくるでしょう。
ギフト券はその性質上、一度メールなどで送ってしまうと基本的にはキャンセルができませんので取引取内容に不満があっても泣き寝入りという場合が多いです。
仮にキャンセルができたとしてもキャンセル料などの手数料が発生すると言われてしまい、それならと断念して低い換金率の条件を受け入れてしまうという例も。
対応が遅い
悪徳業者にamazonギフト券の買取を申し込んでから実際に金額が振り込まれるまで2~3日もかかってしまう場合があります。
申し込みフォームを送った直後はすぐに自動返信メールが送られてくるのですが、そこから先の連絡が一向に来ないのです。
中には実際にギフト券を送ってから暫く音沙汰なし…数日後に口座を確認したら金額が振り込まれていたが、振り込み案内などがなかったのがモヤモヤするというケースも。
ギフトを送ってから何も連絡がないのは待っている側としては非常に不安ですし、そうした際に「振り込みはまだですか?」と問い合わせをしても連絡がなかったり「もう暫くお待ち下さい」という曖昧な対応をされる事が多いです。
なぜ悪徳業者は振り込みが遅い?
何故、悪徳業者は振り込みに数日かかるのかというと、1つは単純に従業員が少ない事が挙げられます。2つ目は24時間営業ではなく定休日がある事、そして3つ目は先程の項目にもあったように「換金率を下げる為」です。
amazonギフト券の換金率には相場というものがあり、それは日毎に変化しています。
優良サイトもその相場を基準としながらその日の換金率を決定しているのですが、悪徳業者はその仕組を悪用します。
どういう事かと言うと、申し込みをした際や事前に問い合わせた際に「90%で買い取ります」と買い取りサイトから案内されたとします。その日に実際に申し込んだとしても、振込の日にちをワザとずらす事で「本日の買取率は70%です」という言い訳ができてしますのです。
道理としては一見まかり通っているように思えますが、詐欺まがいであり非常に悪質です。
買取金額が振り込まれない
最も単純かつ悪質なケースとして、amazonギフト券を送ったのに金額が振り込まれなかった…という嘘のような事例も存在します。
そういった業者サイトは短期間のみ運営してすぐにホームページを畳み行方をくらますという方法をとるので、被害にあった利用者は被害の報告や責任の追求などができなくなります。
このようなケースは多いわけではありませんが、実際の事例として確かに存在する事なので覚えておいて損はないでしょう。
個人情報を悪用される
換金率や振り込みスピードに関して特に問題がなかったとしても安心はできません。
その業者は現金を騙し取るのではなく、申込者の個人情報を得るのが目的かもしれません。
その個人情報を悪用して別の形で詐欺を行ったり、利益を得ている可能性があるのです。
表向きには実害がないので買取サイト自体に批判の目を向けられる事は無いですが、広い視野で見た時に利用者が損をしているという結果にならない為にも、そのような悪徳業者にも注意を払うべきです。
Amazonギフト券買取サイトの悪徳業者の見分け方
amazonギフト券の買取サイトのホームページをぱっと見た感じでは悪徳業者かどうかを見分けるのは難しいですが、それでも悪徳業者には共通する「傾向」などがあります。
その幾つかの条件に多く当てはまる買取サイトは悪徳業者である可能性が高いと判断して良いと思います。
その見分けポイントを確認してみましょう。
買取率が詳細に掲載されていない
ホームページ上にamazonギフト券の買取率が詳細に、かつ分かりやすく掲載されていない場合は注意が必要です。
申し込み終盤になってから「○○の場合は買取率が下がります」という“後出しジャンケン”的な提示をされてしまう可能性が高くなります。
利用者の心理として「せっかく申し込んだから」「また別の業者で申し込み直すのが面倒」という理由で多少の換金率ダウンは黙認してしまう部分があるので、悪徳業者は基本的に条件が悪くなりそうな部分は掲載したがりません。
逆に、換金率の最大値だけでなくそれ以外の部分まで詳細にアナウンスされている業者は良心的であると思って良いでしょう。
会社の住所が架空・曖昧である
ホームページに掲載されている会社の住所が「存在しない」「全くのデタラメ」である場合は十中八九で悪徳業者であるとみてよいでしょう。
利用者側がわざわざ業者の住所が本物かどうかまで調べる事は少ないので、こういったケースは少なくありません。
本当の住所を公開していないので、質の悪い営業をして風当たりが悪くなったらホームページを閉鎖するだけで簡単に行方をくらます事ができるのです。
また、住所が最後まで表示されておらず「番地で終わっている」場合だと、だいたいこの辺かな?というアタリをつける事しかできません。
店舗買取をしていないのであれば絶対に詳細な住所を掲載する必要はないかもしれません。とは言え敢えて隠す必要性も無い筈ですので、そういった業者にはネガティブな印象を持っても仕方ないでしょう。
問い合わせ先がメールのみ・携帯電話のみ
買取サイトでの現金化は申込みから振り込みまで全てオンラインで行えるのが大きな魅力です。
やりとりも基本的にはEメールなので、電話に出られない状況でも取引が進められるのは利用者にとっては有り難いですよね。
ただ、逆の場合はどうでしょうか。
利用者側が「メールじゃなくて電話で直接問い合わせしたい」という際に専用の電話窓口が無いというのは利便性に欠けます。
また、「固定電話を引いている」というのは「会社を構えている・所在がハッキリしている」という証明として非常に重要な意味合いを持っています。
携帯電話のみの業者が必ず悪徳業者とは限りませんし、業種によっては近い未来どんどん増えてくるでしょう。
しかしながら買取サイトのような「金銭を伴う」業種においては今後も固定電話が持つ信頼性は重要視されるでしょう。
古物取引許可を未取得で運営している
買取業を営むには「古物取引許可」というものを各都道府県の公安委員会(東京都は警視庁)で申請する必要があります。
金券ショップやリサイクルショップ・古着屋さんや古本屋など、中古品に関わる業者の全ては古物取引許可証が必要であり、amazonギフト券の買取も古物に該当します。
とはいえ古物取引許可証なしに運営していると法律違反となるので、殆どの買取サイトは取得済みであると思って良いです。
古物取引許可証を申請した際には「古物商の許可番号」というものが与えられるので、その番号を会社概要に掲載している場合もありますが、必ず表示しなければいけない事はありません。
なので「会社情報に古物商の許可番号が掲載されていたら多少の安心材料にはなる」という程度の認識で覚えておきましょう。
Amazonギフト券買取サイトの悪徳業者被害を防ぐ術
amazonギフト券買取サイトの悪徳業者のホームページ上にみられる特徴を紹介してきましたが、それ以外にも悪徳業者の被害を受けないようにする為のポイントをみていきましょう。
口コミ・比較サイトを信頼し過ぎない
「amazonギフト券・買取」「amazonギフト券・現金化」などのワードでネット検索をすると、買取サイトのホームページが検索結果に表示されます。
それ以外に、「おすすめサイト○選」「優良店ランキング一覧」などの所謂“比較サイト”と呼ばれるサイトも幾つか見つける事ができます。
そういった比較サイト・口コミサイトなどに掲載されている情報が必ずしも妥当であるとは限りません。
口コミなどの評価はサイトの製作者側の都合によって削除したり、自作自演ができてしまうからです。
ただ、沢山ある業者の中で安心して利用できるサイトを知りたいという場合にはある程度参考にして良いと思います。
何故かと言うと、仮に悪徳業者をオススメ買取サイトとして紹介してしまうと、その買取サイトの評判が悪くなった時点で紹介サイト自体の信憑性が著しく低下してしまうからです。
Amazonギフト券の買取サイトの悪徳業者まとめ
amazonギフト券の買取サイトを安心して利用してもらう為には、悪徳業者の被害を少しでも減らして根絶していく事につきます。
そのためには利用者1人1人が正しい知識を持って、悪徳業者を見分けていくのが重要です。
今後も何かしら新しい情報があり次第、当サイトにて注意喚起をしていこうと思います。