アマゾンプライムの特典を共有できる「家族会員」というものがあるのをご存知でしょうか?
プライム会員の方と一緒に住んでいる家族の方で、アマゾンのアカウントを持っていれば誰でも加入する事ができるので大変オトクなサービスとなっております。
ただし共有できるサービスについてや注意点・デメリットなどもありますので解説していきます。
目次
Amazonプライムとは?
まずはAmazonプライムとは何なのか、簡単な概要から紹介していきますね。
Amazonプライムというのは年会費4,900円(税込)でAmazonを利用する際に様々な特典がある有料サービスのことを言います。
年会費4,900円と聞くと少し高く思えるかもしれませんが、月々で考えると400円程なので喫茶店でコーヒーを一杯飲むくらいの料金ですね。
プライム会員になる事で受けられるサービスの内容を考えると正直言ってありえないくらい安いです…!
また、年間プラン以外にも月間500円のプランもあります。
Amazonプライムに登録すると初回に限り30日間無料で利用できるのですが、その後1年間も利用するか分からないという方はまずは月額プランにて申し込みをするのが良いでしょう。
ちなみに、実はというとプライムの料金は他の国に比べて日本だけ極端に安いんです。
他の国の年会費を日本円で考えた場合どれくらいなのかというと、、、
- アメリカ…約10,000円
- イギリス…約10,000円
- カナダ…約6,100円
- フランス…約5,600円
以上のようになります。
比べてみても日本の4,900円というのは極端に安いのがお分かりいただけると思います。
やはり海外ともなると送料面でのコスト問題から、どうしても高くなってしまうのでしょう。
Amazonプライムにはどういう特典があるの?
Amazonプライムで受けることのできるサービスについて紹介していきたいと思います。
プライム会員になる事で沢山の「無料」特典を受ける事ができます。
きっと「こんなに沢山のサービスが全部無料なの?!」と驚かれることでしょう。
送料が無料
ネットショッピングを利用する際に多くの人が重視する部分の送料ですが、プライム会員の場合なんと送料が無料になってしまうんです。
通常会員だと商品購入時の合計金額が2000円以上で送料無料ですが、2000円未満だと送料が350円かかってしまいます。
「欲しいと思った商品を、送料や手数料などを気にすることなく買うことができる」
これはネットショッピングにおいてかなり重要な部分ではないでしょうか。
お急ぎ便、当日お急ぎ便、お届け日時指定便が無料
Amazonには「お急ぎ便」、「当日お急ぎ便」、「お届け日時指定便」という3つの配送サービスがあるのですが、これらのサービスをプライム会員であれば無料で利用することができてしまいます。
お急ぎ便と当日お急ぎ便はすぐにその商品が欲しいという時に便利ですし、お届け日時指定便を利用すれば留守の時に荷物が配送されるという心配もありませんね。
通常会員の場合のそれぞれの配送オプション料金はそれぞれ以下のようになっています。
- お急ぎ便…360円
- 当日お急ぎ便…514円
- お届け日時指定便…360円
通常であればこれだけの料金がかかってしまうところ、プライム会員であれば無料で利用できてしまう訳ですからこれはかなり嬉しい特典ですね。
Amazonフレッシュ
スーパーで販売されているような生鮮食品や日用品などを購入できるのがアマゾンフレッシュです。
忙しくて買い物にいく時間が無いという場合や、まとめ買いをすると重くて大変…という時などに最適です。
最短2時間で届くというスピードも重要なポイントです。
※関東の一部対象地域のみ利用可能
タイムセールで優先的に購入ができる
Amazonは定期的にタイムセールを行っているのですが、プライム会員であればそのタイムセールで通常の会員より30分早く購入することができるんです。
人気の商品はすぐに売り切れてしまいますからこれは通常の会員に比べてかなり有利ですよね。
さらにプライム会員限定のセールが行われることもあり、色々な面で通常の会員より優遇されています。
Prime Photosを利用することができる
「Amazonプライムフォト」というのはスマホやパソコンに入っている画像をAmazon Driveに保存することができるストレージサービスのことです。
なんと容量は無制限という太っ腹っぷり!※ただし動画などのファイルは5GBまでの制限あり。
Amazonプライムフォトには自動保存機能があり、撮った写真を自動でバックアップしてくれるんです。
間違って写真を消してしまったり、うっかりスマホを失くしてしまった時にも安心な機能ですね。
ポイント還元率が高い
Amazon Mastercardでお買い物をしたり、amazonギフト券のチャージタイプを現金払いで購入した際などにアマゾンポイントが還元されるのですが、通常会員よりもプライム会員の方が還元率が高くなるという優遇を受けられます。
また、定期的に開催されるポイントキャンペーンの参加条件にプライム会員である場合が多いです。
Prime Video
はその名の通り、映画、アニメ、バラエティなど様々なジャンルの動画を楽しむことができます。
見放題対象動画の本数はなんと25000本以上…!!「HITOSHI MATSUMOTO presents ドキュメンタル」、「内村さまぁ~ず SECOND」、「仮面ライダーアマゾンズ」などAmazonプライムビデオ限定のコンテンツも大好評です。
他の有料動画サイトの方が動画数が多くはあるのですが大体どこも月額1,000円以上かかってしまいますので、プライムの料金を考えると十分過ぎるほどの動画数ですね。
Amazonプライムビデオはスマホアプリからも利用可能で、ダウンロード機能を使えばオフラインで見ることもできてしまいます。
ネット回線がないところで動画を見たい時やに重宝する機能ですね。
Prime Reading
「プライムリーディング」とは、漫画、小説、雑誌、ビジネス書のなど数百冊の本が読み放題のサービスです。
約900冊程度の読み放題対象タイトルは随時更新されますが、ダウンロードしておけばずっと読むことができます。
スマホやタブレット、パソコン、Kindle端末など沢山のデバイスに対応。
Prime Music
「プライムミュージック」という音楽ストリーミングサービスで、なんと100万曲以上が聴き放題となります。
邦楽洋楽問わず、有名な曲や最新ヒットソングであれば聞ける可能性は高いです。
SpotifyやApple musicに匹敵するくらいの、もっと沢山の曲を聞きたいという場合は「Amazon Music Unlimited」に別途登録すれば視聴可能曲数は一気に4000万以上となり、音質も他社を遥かに凌ぐ最大3,730kbpsにアップグレードされます。
通常会員は月額980円のところ、プライム会員であれば月額780円でこの「Amazon Music Unlimited」を利用することができます。
Amazonファミリー
おむつなどのベビー用品がお得に買えてしまう「Amazonファミリー」というサービスがあります。
Amazonファミリー自体は通常会員でも利用できるのですが、プライム会員の場合は更にお得になります。
- Amazon定期お得便でベビー用品が15%OFFで買える
- Amazonファミリー限定セールでベビー用品を安く買うことができる
- ベビー用品のお買い物で使える3900円分のクーポンをもらえる
家族会員でプライムサービスを共有
実はAmazonプライムは家族で共有できるとはいうのをご存知でしょうか?
プライム会員の本人以外に二人まで家族会員として登録でき、家族会員となった方は無料でAmazonプライムのサービスを受けることができます。
※ただし今後、家族会員に登録できる人数が1人になると公式にてアナウンスされています。
プライム家族会員の登録方法
家族会員に招待する際はAmazon.co.jpのPCサイトから行う必要があり、スマホアプリからは行なえません。
また、Androidでブラウザ版のAmazonにアクセスした場合はメニューから「PC版サイト」をタップしてから操作をする必要があります。
パソコンからは以下の手順となります。
1.トップページから「アカウント&リスト」にカーソルを合わせて「Amazonプライム会員情報」をクリックする
2.「プライム特典を共有する」という項目を選択し、家族会員に招待する方の名前とEメールアドレスを入力
3.「登録案内を送る」をクリック
暫くすると入力したEメールアドレス宛に招待メールが送られてきますので、本文に記載されている「下のリンクにアクセスして登録手続きを完了して下さい」からのURLへアクセスして下さい。
表示された画面先に表示されている「家族会員に無料で登録する」を選択すれば登録完了となります。
因みに解除方法も簡単です。
1.「アカウント&リスト」にカーソルを合わせて「Amazonプライム会員情報」をクリック
2.「登録済みの家族会員」の項目がありますので削除したい会員にチェックを入れる
3.「取り消す」をにて解除が行なえます。
※解除作業は家族会員に招待した本人のアカウントのみ可能です。
プライム家族会員の注意点
家族会員になる事で無料で恩恵を受けることができますが、それに伴って注意点やデメリットなども存在します。
その詳細を確認してみましょう。
利用できるプライムサービスが限定されている
プライム家族会員となった方は全てのサービスを共有できる訳ではなく、一部の機能のみ利用可能です。
共有できるサービスは以下になります。
- 送料&手数料無料
- お急ぎ便が無料
- お届け日時指定便が無料
- プライム会員限定タイムセール
- Amazonフレッシュ
逆に共有できないサービスは以下のようなものです。
- Amazon Music Prime
- Prime Video
- Prime Photo
- Prime Reading
つまり「商品の購入に関するサービスは利用可能」で「音楽や映画・電子書籍などのデジタルコンテンツやクラウドサービスは利用不可」という事になります。
このあたりをどう判断するかによって家族会員の存在価値が決まってきそうです。
エンタメ系は興味がない、もしくは他社のサービスを利用しているという方で「Amazonの購入時の送料を無料にしたい」・「タイムセールや生鮮食品を購入したい」という目的がある人にとっては家族会員の恩恵を充分に受けられるでしょう。
Prime Student会員は招待不可
学生限定のプライム割引プランであるPrime Studentの会員になっている方が誰かを家族会員に招待する事はできません。
また、逆にPrime Studentの方が家族会員に招待されたとしても参加する事は不可です。
Prime Studentを退会すれば家族会員に参加する事はできますが、そもそも家族会員で受けられるサービスはPrime Studentにも含まれています。
更にPrime Videoなどのエンタメ系の見放題サービスも付いて月額250円という破格な料金で利用できるので、わざわざPrime Studentを解約してまで家族会員になるよりもそのまま継続していた方が良いかもしれません。
同居している家族である事が条件
ひとつ屋根の下にて同居している家族のみがプライムの家族会員として認められています。
ただ、登録の際に同居している事を証明するような作業がないので極端な話、家族でなくても登録はできてしまいます。
そのまま使い続けられたら良いですが、クレジットカードや発送先の住所などから家族でない(同居していない)事はバレるものと推測されます。
その際に単に家族会員から外されるだけならまだ良いですが、アカウントの停止・凍結などのペナルティを受ける可能性もあります。
規約違反となる行為に関しては慎むのが懸命でしょう。
家族会員共有で個人情報や履歴はバレる?
家族会員にて共有されるのは一部のプライム会員サービスの利用権利のみです。
それぞれのアカウント内の情報に関しては一切共有される事はないので、見られたくない商品の購入履歴や検索履歴・支払い情報などはバレる事はありません。
アカウントを共有した場合はバレる
例えば、親アカウント(プライム会員)が子アカウント(非プライム会員)にPrime musicやPrime Videoを使えるようにするには親アカウントにログインしてもらう事で可能です。
その際には親アカウントのログイン情報である「Eメールアドレスまたは携帯電話番号」と「パスワード」を教える必要があります。
Prime Videoは1つのアカウントを使って最大3台まで同時視聴できるので家族や仲間内でそれぞれの場所でそれぞれのデバイスで動画を楽しむことができるのです。
しかし、自身のアカウントのログイン情報を教える訳なのでそのアカウントの購入履歴や登録情報などを見られてしまいますし、そのアカウントを使って買い物をする事もできてしまいます。
仮にイタズラで高額な商品をクレジットカードや代引で注文されたとしても、複数人にログイン情報を教えていた場合、その中の誰が行ったのかを特定する事はできません。
そういったリスクを踏まえた上で、アカウント自体を共有する際は気をつけましょう。
プライムの家族会員まとめ
Amazonプライムの特典や家族会員について紹介させて頂きました!
ここまでの内容で十分メリットを感じてもらえていると思いますが、Amazonプライムにはこれ以上にすごいサービスがまだまだあるんです!
プライム会員になるだけでここまでサービスを受けちゃっていいの!?とびっくりする内容がてんこ盛りですよ。
Amazonプライムは30日体験も可能ですので、一度ご自身で体験してみてはどうでしょうか?